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河合町 小さな町でつながるママたち

県外に出ても、戻ってくる人が多数。
バランスのとれた暮らしと「つながり力」が河合町の秘密。

多数の古墳群が点在する歴史と自然豊かな町でありながら、
大規模ニュータウンの開発などで生活圏としても充実している河合町。
全国有数の進学校・西大和学園が立地するなど文教地区としても
知られていますが、そんな河合町での暮らしはどのようなものなのか。
この町で子育てをしている4人のママたちに聞いてみました。

今回お話をお伺いした河合町に住む4人のママたち今回お話をお伺いした河合町に住む4人のママたち

Takeshima Nishikawa Yamakawa Yamada
Takeshima Nishikawa
竹島さん

竹島さん

河合町歴10年

兵庫県の西宮市に夫婦で住んでいたのですが、子どもの出産を機に、一軒家でのびのび育てたいと思い、河合町へ。夫は兵庫で、私は隣の上牧町で、子どもを育てながら共働きをしています。

西川さん

西川さん

河合町歴10年

香芝市のハイツに住んでいたのですが、戸建てを探していたときに、河合町生まれの夫が見つけてくれたのが現在の家。池部駅にも近く、共働きをしながら子育てをしています。

Yamakawa Yamada
山川さん

山川さん

河合町歴12年

新興住宅地で、家族5人暮らしです。元々河合町の出身なのですが、昔に比べるとスーパーやクリニックなども増えてとても便利になりました。交通の利便性も高いです。

山田さん

山田さん

河合町歴9年

実は元々河合町民。結婚を機に大阪で暮らしていましたが、犬が飼えるような戸建てに住みたくて河合町に戻ってきました。夫は大阪まで片道30分の車通勤をしています。

結婚などをきっかけに、河合町で暮らしはじめて。ママたちがそれぞれに感じるこの町の暮らしやすさは?結婚などをきっかけに、河合町で暮らしはじめて。ママたちがそれぞれに感じるこの町の暮らしやすさは?

別の土地からという方、あえて戻ってこられた方、と経緯は様々ですが、今お住まいの河合町にどんな印象をお持ちですか。別の土地からという方、あえて戻ってこられた方、と経緯は様々ですが、今お住まいの河合町にどんな印象をお持ちですか。
山川 河合町には、平野部の市街地と、小高い丘陵部があるんですが、平野部の田園の中にもぽこぽこと小山みたいな古墳が点在していて、なんだか町の風景がかわいいんです。地域の人もあたたかい。都市的に開発された部分と穏やかな自然が残っている部分がほどよくミックスされている感じですね。
山田 自然が多いのに、公園もたくさん。池があるのが当たり前なのかと思うほど、広大で充実しています。公園に通ううちに何度も一緒になって仲良くなったママ友たちと子育てサークルまでつくっちゃいました。今日の座談会会場のそばにある馬見(うまみ)丘陵公園で月に1、2回活動しています。山川さんと知り合ったのもそこでしたね。
竹島 実はみんな知り合いなんですよね。この座談会には個別に声を掛けられていたので、4人勢揃いしたときにびっくり。私と西川さんと山川さんは同じ幼稚園つながり。で、山川さんを通じて山田さんとも知り合いに。河合町は小さい町なんですが、だからこそ誰かとどこかでつながっている。いつも誰かが見守ってくれているから、子育てもすごく安心です。
西川 他のお母さん方と一緒に子育てしているような感じですね。こんな話をしているとすごく田舎のように思われちゃうかもしれませんが、交通もすごく便利。小さな町に近鉄電車の駅が3つもありますし。小学校や中学校、役場にも近い、コンパクトでバランスがちょうどいい町というイメージがあります。

田畑が点在し、住宅地とほど良いバランスを保っています。見通しの良い景色の先には奈良の山々が伸びやかな風景を形作っています。一方で必要な商業施設や娯楽施設もコンパクトに備わっており、都市機能も有しています。

とはいえ、不便なことはありませんか?とはいえ、不便なことはありませんか?
山川 私は丘陵部を開発した新興住宅地の星和台というところに住んでいるんですが、バスはだいたい10分に1本は来るので買い物に行くのも楽ですね。夫は、大阪八尾市の職場まで自動車で通勤しています。一般道でも片道40分程度ですが、インターチェンジも近いので高速道路を使って通勤時間を短縮しています。この辺りの家族はたいてい自動車を2台持っているので、私も普段は自動車であちこち出かけています。
竹島 この4人はみんな自動車2台以上持ちですよね。我が家も広瀬台という新興住宅地にあるんですが、区画も広めで、駐車スペースも3台ゆったり停められるくらい。以前住んでいた兵庫県西宮市も「住みたい町ランキング」で常に上位に入るくらい良い町なのですが、同じ予算ではこんなにゆったりした一戸建ては手に入らなかっただろうなと思います。
山田 坂道が多いから、自転車は少し大変かも。でも、自動車やバスが普通になっているから、こうしてあらためて質問されるまではあまり意識したことがなかったですね。歩いていけるスーパーもありますし。私の夫も大阪まで自動車通勤なのですが、一般道で片道30分くらい。電車でも、ターミナル駅の王寺駅がすぐですから、そこから20分もあれば天王寺駅にも行けます。大阪駅や新大阪駅までも直通があって便利です。
西川 買い物にも不自由しませんよ。河合町には北葛城で唯一のイオンがあるんですよね。イオンシネマも町民であれば最大500円引きで映画を観ることができるんです。空いているのもあって、大阪から新作を観に来る人も多いです。「来てみるとこんなに近いんだ!」と、驚かれますよ。駐車場も無料ですし、ちょっと自慢です。

ゆったりと一戸建てが立ち並ぶ河合町のニュータウン。家のたたずまいもさまざまで、駐車スペースや庭もゆとりがあります。家の前の道路が広めにとられている地域もあり、伸びやかな町の雰囲気を作り出しています。

のびのびと子育てしたい。そんな方にオススメの河合町のびのびと子育てしたい。そんな方にオススメの河合町

お子さんが小さなうちは外出が難しく、どこで過ごせばいいのかと悩むこともあると思いますが、皆さんはどうされていましたか。お子さんが小さなうちは外出が難しく、どこで過ごせばいいのかと悩むこともあると思いますが、皆さんはどうされていましたか。
山田 子どもが生まれた直後は生協のサービスをよく利用していました。子供割引があって、たしか母子手帳交付から小学校卒業までは配送料が無料になるんです。地域によっては巡回の買い物トラックも走っているようですね。
竹島 私のおすすめは図書館ですね。居心地良くて自習室もあり、司書の方も優しくて、安心して子どもを連れて行けます。新刊も、借りたい本もたいてい借りられるので重宝しています。
西川 私はまだ2歳の女の子がいるんですが、共働きもしているので近くの保育園に預けてから香芝市の仕事場まで通っています。
山川 池部駅近くの保健センターや子どもだけでも遊べる町の会館「豆山の郷」もいいよね。検診や予防接種、育児相談ができるだけでなく、保健師や保育士、子育て経験のあるボランティアさんたちによる親子遊びや創作遊びなどが行われています。しかも小さな町だからか、職員の方々がたいてい私や子どもたちのことを覚えててくれるんです。「お久しぶり〜」なんて抱っこしてくれたり。
山田 私が上の子を遊ばせていて手が回らないときなんか、下の子を抱っこして寝かせてくれたり(笑)。行政サービスという枠を超えて、一緒に子育てしてくれている感じがあってすごく安心できます。

保健センターで行う「子育てぷちサロン」。毎月開催される乳幼児相談日に開催されます。保健師さんやボランティアスタッフも充実しており、安心して子どもを遊ばせることができます。

子育てを意識して河合町に移住された皆さん、いまはどんな子育てをされていますか? その理想像とは?子育てを意識して河合町に移住された皆さん、いまはどんな子育てをされていますか? その理想像とは?
西川 私が河合町に移り住んだのは、子どもを広々とした一軒家で育てたいと思ったからなんですが、いまの家はリビングのそばに広々としたウッドデッキがあって、そこでみんなでバーベキューをしたりして楽しんでいます。
山川 ウチはお庭に家庭菜園があって、子どもたちと季節感を味わいながらいろんな野菜を一緒に育てていくのも楽しみの一つです。
山田 私は、犬を飼って子どもと一緒に育っていくのが夢だったんです。念願かなって、いまはゴールデンレトリバーを飼っているのですが彼は自分が子どもたちのお兄ちゃんくらいのつもり。いつもじゃれ合っています。自然も多いし、きちんと整備された公園も多いから、子どもたちと遊ぶ場所には不自由しませんね。通っていると、どんどんママ友も増えていくから、一緒に子育てし合っている感じもうれしいです。
山川 お母さんたちも、友好的な人が多いよね。その穏やかさでつながりが増えていっているような気がします。
山田 幼稚園の園長先生からも聞いたことがあります。この地域に来て、お母さんたちの穏やかさに驚いたと。すごくやりやすいらしいです(笑)。
竹島 河合町はすごく小さい町じゃないですか。だから、住んでいる人同士がたいてい何かのつながりがある。近所のおじいちゃんおばあちゃんたちも自分の孫のような感じで気にかけてくれたり、「大きくなったね」「遊んでる姿がかわいくて嬉しい」と言ってくれます。町全体で子育てしているこの感じは、私の理想通りでしたね。

豊かな自然が人気の「ほのぼの公園」。芝生の広場やバーベキューエリアなどがあり、家族や友人同士でアウトドアも楽しめます。付近には町の人々が土に親しむ「ほのぼの農園」もあります。

それでは最後に地域の施設や制度、イベントなどを活用して河合町で上手に子育てをするためのコツを教えてください。それでは最後に地域の施設や制度、イベントなどを活用して河合町で上手に子育てをするためのコツを教えてください。
西川 「砂かけ祭」という伝統のお祭があるんですが、全国的にも珍しいらしく、最近では海外から見に来る方もいらっしゃいます。こういう、昔ながらの行事で伝統文化についても学びながら地域とつながっていくといいですね。そういえば、主人が小学校のときに所属していた、プロ野球選手も輩出している伝統ある町内の少年野球チームに息子と、主人もコーチとして所属できていることもつながりを感じます。
山川 「とんど」という火まつりの行事もすごいですよ。2階建てくらいの大きなやぐらを組んで燃やす、勇壮なお祭りです。町の広報誌に載っているので、チェックしては参加しています。最近では子育てに関するコーナーも充実してきて重宝しています。
山田 ちょっと余談ですが、私は以前住宅販売の会社に勤めていました。その経験から思うのは「リノベーションを意識すると、河合町はもっと楽しめる」ということ。河合町にはかつてニュータウンとして築かれて、いま空き家になっている家もいくつかあるんですが、そういう中古の家を購入して、自分たち好みにリノベーションすると、比較的安価に、しかも理想の戸建てを手に入れることもできると思うんです。
竹島 教育でいうと、タブレット学習もできるようになりましたね。ちょっと田舎だとしても、学校でそういう最新の教育をしてくれるから、子どもたちもどんどん吸収してくれる。
山川 小学校と中学校が隣り合わせになっているのもこじんまりした河合町ならではの安心感かも。小学校と中学校の連携なども、いまの町長さんが元々河合町の小・中学校の先生だったというのもあって、連携をもっと強くさせていこうとされています。
西川 清原先生!ウチのお兄ちゃんが入学したときの校長先生でした。いまは清原町長、ですね(笑)。多くの方がお世話になっているから、そんな町長さんの改革を町全体で応援しているというチーム感も感じています。河合町って、なんだかんだみんな「愛」がありますよね。町外や県外に出ていっても戻ってくる人が多い気がします。
山田 私は、結婚して町外に出るまでは河合町民だったのですが、大阪の大学に下宿せずに通っていました。同級生からは、遠いんじゃないのって心配されたけれど、普通に通える距離なんですよね。帰り道に「今日はどこに寄ろうかな」と大阪のあちこちに寄り道するのが楽しみでした。自然やつながり豊かな暮らしも楽しめるし、都会のにぎわいも気軽に楽しめる。先入観にとらわれず、一度でも電車で行き来してみるとたくさんの発見があるはずですよ。

廣瀬大社で毎年2月11日の建国記念の日に行われる「砂かけ祭」。田植えの時期の降雨と、五穀豊穣を祈願するお祭りです。砂を雨に見立て、参拝者も加わって激しく砂を掛け合う珍しい儀式が奇祭として有名です。

河合町に移住を考えるママに向けてのメッセージ河合町に移住を考えるママに向けてのメッセージ

竹島

やっぱり、人と人とのつながりですね。みんながどこかでつながっていて、子どものことも覚えてくれているあたたかい環境はとても安心です。

西川

コンパクトな町で、行政の方でも「顔が見える相手に相談できる」安心感があります。来年度から認定こども園や新たな子育て支援の政策も始まるそうで楽しみです。

山川

他のお母さんと一緒に支え合いながら子育てできます。子どもが成長しても、ずっと見てくれた大人たちとつながりながら生きていける未来が想像できます。

山田

自然の中で子育てできます。子どもを遊ばせるだけでなく、子どもと親が一緒に遊んで、一緒にゆったりした心を育んでいけます。

─ 皆さん、どうもありがとうございました!

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